薬から離れられない人がいます。実際の話しです。まるで病院に行くのが趣味かと思うくらい、昨日は〇〇病院、明日はあっちの〇〇大学病院...という病院のはしごをされる方がいます。肩が凝ってたり良く眠れないことが多いのでと整体を受けに来られています。睡眠導入剤を毎日服薬、精神科からもなんだかの薬を出されているとのこと。
最近では喉が痛いので医者に行き抗生剤を出してもらったと。整体には整体の効果があります。
体には自分で良くなろうとする力があります。
整体はその力を引き出すように体を目覚めさせます。ですから整体を受けた日は自分の体の力を邪魔しないために睡眠導入剤は飲まないで寝てみてくださいと話します。後日来院の時、あの日は眠れたかの問いに、眠れないと困るので薬を飲みましたとのこと。
寝ようとしたけど寝られなかった → だから薬を飲んだ これならわかります。寝られなかったら困るから → 薬を飲んだ
整体の効果も打ち消しにして自分の体を悪くしているのは誰のせいでもない自分です。
薬はたと漢方薬でも副作用はあります。そして薬は一時的に症状を抑えてもその薬をやめたらまた繰り返します。さらに別の症状を出すこともあります。薬を否定をしているのではありません。症状がつらくて眠れなければつらさは増してしまうのでその時は薬を使えばいいのです。
眠れなかったら困るのように予防で使うのは避けるべきです。眠れない原因はいろいろです。その要因となるものを見つけ出し、〇〇は控えてみてくださいなどの提案を出します。そういうことすら、つまり努力は何もせずに簡単に薬を飲めばいいという考えのもと、一体なぜ整体を受けに来ているのか理解できないことがあります。
喉が痛いから抗生剤なんてもっての外。抗生剤はどうしても必要という時だけです。一回で腸内環境を破壊します。簡単に服用するものではありません。喉が痛いならビタミンCを多目に摂ればすぐに良くなります。でも薬の方を信じるのですね。
害も副作用もないビタミン療法は信じられず、害も副作用もある薬に頼り続けていたら体は一生良くなりません。減薬をする、薬を避けて他の方法を探すという努力で体は良くなるのです。
抗生剤に限らず薬は腸内環境を壊します。腸内環境が悪ければ睡眠も悪くなるのは当然です。
それでも薬にずっと頼りますか?